会社概要｜世界一、社会に貢献する理美容グループ

東日本大震災をきっかけとして創業したラポールヘア・グループの根底には、社名にも込めた「ラポール」、つまり「相互を信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行えたりする関係」を、美容室という場を通じて生み出したいという想いがあります。
それが現れたのが、2011年10月1日に開業した石巻大街道店の開店日です。開店日、朝からお客様が列をつくって待っていてくださったこと、開店前にあまりに多くの皆様が待って下さっていたので、予定より少し早くお店を開けたこと、開店を待っている時間に「生きていたのね！逢えてよかった」と声を掛け合う言葉があちこちから聞こえてきたことは、今も忘れられませんし、ラポールヘア美容室の原点であり、出発点です。

1号店開業から13年を経て、日本全国でグループの店舗が増えていく中で、高齢化・人口減少が進む現在の日本において、全国で「ラポール」の場が求められていると改めて実感しています。
だからこそこのタイミングで、全てのステークホルダーと共に"ラポールヘアが目指す社会（ビジョン）”とその社会に向けて"ラポールヘアが果たしたい役割（ミッション）”を新たに設定しました。

ラポールヘアが目指す社会

「誰もが自分らしく働き、社会とつながることを通して、Well-beingを実現した地域コミュニティが増えていく社会」
ここでの”自分らしく”という言葉には、私たちは”自分で生き方・働き方を選択できること””本来自分の中にある「自分らしさ」を大切にしながら、自己決定ができること””経済的に自立をしていること”と考えています。そして、”Well-being”という言葉には、心身だけでなく社会的な健康も含めての幸福感や豊かさを表しています。

目指す社会に向けてのラポールヘア・グループの役割

人口減少・少子高齢化社会において：

① 働きづらい美容師も、自分らしく働き続けられる場を増やす
本来であれば、男性も女性も関係なく、全ての働きづらいと感じている美容師を対象に、自分らしく働き続けられる場を増やしていきたいという想いですが、特に女性が、結婚・出産・子育て、あるいは孫育てや親の介護などのケアワークなどによって制約を受けていることが多いのが日本であることから、まずは主に女性を対象として、上記を実現できる美容室としての働く環境を整え、増やしていきます。

② 美容サービスの提供によって、つながり、自分らしく暮らし続けられる人を増やす
美容室は自分らしく、自分を整える場の一つであるからこそ、人が自分らしく暮らし続けられるお手伝いができる場でもあると考えています。年齢を重ねて美容室に行きにくくなってしまう方も含めて、より多くの方が、人とつながり、自分らしく暮らし続けていけるような美容室という場やサービスの提供を増やしていきます。

③ 社会的にも環境的にも、持続可能な美容室の事業モデルを構築する
ラポールグループは、経済的な価値の創造だけでなく、社会的な価値の創造をし続けていきたいと考えています。それは、美容サービスの提供という側面だけではなく、地域社会への貢献という側面においても、常に意識をして経営を行っていきます。そのために意思決定においては、経済的なメリットだけを追求するのではなく、常に社会的な側面や環境の側面を考慮し、持続可能な美容室の事業モデルを探求し続け、国内、そして海外においても貢献できる美容室グループでありたいと考えています。

私たちの出発点は、東日本大震災の被災地域であり、1号店である石巻大街道店での開店日の光景です。その気持ちを忘れずに持ち続けながら、よりスタッフ・お客様・地域社会に貢献できる存在でありたい、「ラポール」でありたいという願いを新たに、今後も事業に邁進してまいります。